20年通い続けた会社に向かうのは、この日が最後でした。
退職を決めてから迎えた、最終出社日のことを残します。
退職シリーズ(全4話)
20年勤めた会社を退職するまでの出来事をまとめた記録です。
第1話:退職を決めた理由
第2話:退職を伝えた日
第3話:引き継ぎが進まない日々
第4話:最終出社日
※この記事は【第4話】です。
退職を迎えた最終出社日の朝
何も変わらない、いつもの朝でした。
特別な音も、特別な空気もない。
いつも通り娘を保育園に預け、会社に向かいました。
後任への引継ぎは前日までと決めていたので、最終日は挨拶まわりです。
退職を決めた頃、「個人的なことだし、あまり大げさに終えるのはやめよう」と思っていました。
でも実際に退職日が近づいてくると、「20年も一緒に働いた仲間に何も言わずに去るのは違うな」と思ったのです。
自然と、ひとりひとりに「ありがとう」を伝えたい気持ちが湧いてきて、足が進んでいました。
何も知らずに驚く人もたくさんいましたが、涙を見せることはなく、笑顔でまわりました。
最終日だからと言って、定年退職の人のような花束や、大きなセレモニーは何もない。
それがこの会社の普通であり、目立つことが苦手な私にとっては、それでよかったと思っています。
会社への返却物をまとめ、机を片付ける。
最後にもう一度、事務所の同僚に
「お世話になりました」と言って一礼し、
会社をあとにしました。
20年勤めた会社をあとにして思ったこと
帰りの車の中。
叫ぶような解放感ではなかったけれど、
「これで本当に終わったんだな」
という静かなやり切った気持ちがありました。
ここでひと区切り…という感じです。
20年という月日は長かったはずなのに、最後の一日は驚くほどあっけない。
でも間違いなく、私にとって人生の大事な節目でした。
退職シリーズはここで一区切りです。
20年の会社員生活は、この日で終わりました。
これからは「退職後のリアル」についても書いていきます。
