退職を考えたときに、
「失業保険って実際いくらもらえるの?」
「ちゃんと生活できるのかな?」
と不安に思ったことはありませんか?
私も退職前は制度のことがよくわからず、不安に感じていました。
実際に失業保険を受給してみて感じたのは、思っていたより安心できる部分もあれば、「想像と違った点もあった」ということです。
この記事では、私の実体験をもとに
- 失業保険の金額のリアルな感覚
- 受給までの流れ
- やっておいてよかったこと・注意点
をわかりやすくまとめています。
これから退職や申請を考えている方の参考になればうれしいです。
失業保険の金額ってどんな感じ?日額とリアルな感覚
まずは気になる「失業保険の金額」について、私の実体験をもとにお話しします。
失業保険は「総額」ではなく「日額×日数」で支給される仕組みになっています。
退職前に自分で簡単に計算してみたところ、私の場合は日額5,700円台くらいかなと予想していました。
実際にハローワークで提示された金額は、日額約6,000円でした。
多少のズレはありましたが、大きく外れることはなく、むしろ自分で計算した額を少し上回っていたので安心しました。
ただ正直なところ、この金額だけで生活するのは難しいと感じました。
もともと共働きの時点でも家計は余裕があるわけではなかったので、失業保険だけでやっていくのは現実的ではありません。
とはいえ、収入がゼロになるのと比べれば本当に助かります。
「最低限の安心を支えてくれるもの」という感覚が近いかなと思います。
失業保険をもらうまでの流れ(私の実体験)
私の場合、自己都合退職だったため、受給までには以下の流れがありました。
①ハローワークで求職登録、給付手続き
退職後、必要書類を持ってハローワークへ行き、求職登録と失業保険の申請を行いました。
必要書類とは?
- 離職票1・2(退職した会社から発行される)
- マイナンバーカード
- 写真2枚
- 本人名義の預金通帳
※本手続きと今後の申請時にマイナンバーカードを提示する場合は、写真は省略可能です。
私の場合は、退職した会社からハローワークに関する冊子が配布されていたため、事前にある程度流れを把握することができました。
必要書類は状況によって異なる場合があるため、事前にハローワークで確認しておくと安心です。

念のため印鑑も持っていきましたが、使用しませんでした
ハローワークでは毎日のように行われている手続きのため、全体的にスムーズに進みました。
退職後って何かと引け目を感じがちですが、「自分と同じ状況の人がこんなにいるんだ」と少し安心したのを覚えています。
②待機期間と給付制限
自己都合退職の場合、
- 7日間の待機期間
- その後さらに約1ヶ月(28日)の給付制限
があり、すぐに受給が始まるわけではありません。
ハローワークで最初に手続きをした日から7日間が待機期間になります。
離職理由にかかわらず、この期間は原則として働いていない状態である必要があります。
自己都合退職を繰り返している場合は、給付制限が3ヶ月になるケースもあるため、事前に確認しておくと安心です。
③説明会への参加
初回の説明会は、求職登録日から10日後でした。
失業保険の仕組みや注意点のほか、「再就職手当」という制度についても説明がありました。
ここで「雇用保険受給資格者証」が渡され、基本手当日額や所定給付日数を知ることができます。
そして、失業給付を受けるためには、4週間ごとの認定日に必ずハローワークに出向かなければなりません。
そして次回の認定日までに、決められた回数(基本的に2回)の求職活動が必須となります。
今は自宅でもインターネットでハローワークの求人情報を閲覧することができますが、閲覧しているだけでは活動実績になりません。
これは事前に調べていたので認識済みでしたが、約1ヶ月に2回の活動をすることは地味に大変だなと思いました。
でも実際には、初回の認定日までは1回の活動で良い上に、初回説明会への参加も求職活動の実績になるなど、思っていたよりは厳しくない印象でした。
そしてここで初めて、事業を開始すること(開業)でも就職扱いになり、さらに再就職手当の対象になることを知りました。
ハローワークでの手続きや、その後のやり取りでは書類が増えるため、整理しておくと安心です。
私はクリアファイルでまとめて管理していました。
▶︎ クリアファイル活用で書類整理|ズボラでも続くシンプル管理
求職活動について感じたこと
私の場合は正直なところ、転職活動についても慎重に進めていく必要があると感じていました。
というのも、退職前から子どもの情緒が不安定な時期があり、時短勤務であっても遅刻してしまうことが増えていたためです。
「この状態で新しい職場に就いたとしても、同じように迷惑をかけてしまうのではないか」
という不安がありました。
また、以前から在宅で働ける仕事に興味があり、通勤や人間関係の負担がない働き方をしたいという気持ちも強くなっていました。
家庭の状況や今後の働き方を考えたときに、「一度立ち止まって今後を考える期間にしたい」という思いがあったのも事実です。
そのため、私にとっては「すぐに再就職するための期間」というよりも、「自分(家庭)に合った今後の働き方を見直す期間」という意味合いが強い時間になりました。
その中で、自分なりにできる範囲で求職活動を行いながら、今後の方向性を考えていました。
再就職手当を知って、考え方が変わった
再就職手当についてざっくり説明すると、失業保険の支給日数を残した状態で就職した場合に受けられる手当です。(支給要件あり)
残日数に応じて支給率が変わり、
が支給されます。
正直に言うと、この手当の存在を知ったことで、「できるだけ早く次の道に進んだほうがいいのでは?」という気持ちが強くなりました。
私の場合、給付日数は120日。
この期間ずっと無職の状態で求職活動を続けるのは、保育園との関係もあり現実的ではないと感じていました。
もともと在宅ワークで収入を得られたらいいなという思いもあったため、「今がチャンスかもしれない」と考えるように。
ちょうど年齢的にも区切りのタイミングということもあり、
「ダメだったらそのときはまた働きに出ればいい」
という気持ちで、自営への思いが強くなっていきました。
失業保険の実際に感じた注意点
◆すぐにもらえるわけではない(待機+給付制限あり)
まず、初めてハローワークに行くまでに約3週間かかりました。
退職した会社から、なかなか離職票が届かなかったためです。
その後も、
- 待機期間7日
- 給付制限1ヶ月
があるため、受給開始までには約2ヶ月かかります。
実際に手元にお金が入るのは、退職から約3ヶ月後でした。
ちなみに私の場合は給付制限があったため、最初の支給は満額(28日分)ではなく17日分でした。
◆思ったより長期間の求職活動が必要になる
上記のとおり、失業した翌日からカウントされるわけではないので、自然と求職活動期間も長くなります。
すべての給付を受ける頃には、退職日から約半年経つ計算です。
◆生活費としては十分とは言えない
まったくのゼロではないので助かる制度ではありますが、退職前の給与と比べると収入は大きく減ります。
そのため、失業保険の受給だけで生活するのは難しいと感じました。
私の場合は、少し勢いで決断した退職でもあったため、十分な準備ができておらず、頭を悩ませることになりました。
これから退職(申請)を考えている人へ
失業保険は、誰でも必ず受けられるものではなく、いくつかの条件があります。
それでも、次の仕事が決まるまでの間、収入が途絶える不安をやわらげてくれる大切な制度です。
ここでお話した以外にも
- 教育訓練を受講する
- 支給を受けないうちに次の仕事が決まる
- 就業促進定着手当の支給とは
- 受給期間中に病気やけがで働けなくなった
など、状況によってさまざまなケースがあります。
実際に経験してみて、「自分の状況に合わせてどう動くか」を考えることがとても重要だと感じました。
これから申請する方は、制度の仕組みだけでなく、自分に合った選択肢を考えておくと安心です。
また、退職前にある程度知識を得ておくことで、不安を減らすことにもつながります。
準備が万全ではなかった私でも、退職前に準備しておいてよかったことがあります。
こちらの記事で詳しくまとめています。
▶︎ 退職前に確認してよかったこと|不安だった私のリアル準備
退職後は、社会保険や年金、扶養などの手続きも必要になります。
こちらについては別記事でまとめる予定です。
今回の記事が、これから申請する方の不安を少しでも軽くするきっかけになればうれしいです。
